2024/11/27 【怪我の原因になる関節弛緩性とは!】
みなさん、こんにちは!オアスタジオ アスレティックトレーナー小林です。
今回は、『関節弛緩性』という恐らく聞き馴染みのない、お話をしていきます!
関節弛緩性とは簡単にいうと、関節の緩さです。関節が緩くなると、過剰な動きをしてしまうので、けがのリスクになります。
今日はその関節弛緩性がどのようなものなのかお話します!
【関節弛緩性とは?】
関節弛緩性とは、先天的もしくは後天的に、動かす方向は正常だが、正常な角度より過剰に動いてしまっている状態。
いわゆる関節の『緩さ』の事です。
よく言われる、身体は柔らかいね!などは、筋肉の柔軟性などが関係してきます。
関節弛緩性は、関節を構成する靭帯などが緩んでしまい、過剰な動きになってしまいます。
つまり身体が柔らかい=怪我をしないではないです!過剰な動きをしてしまうと逆に怪我に繋がりやすくなります。
【関節弛緩性の評価方法】
関節弛緩性のチェック方法は、東大式のチェック項目を使って行っていきます。
チェック項目は7種類あります
【チェック項目】
〇手関節『手首を手のひら側に曲げていき、親指が手のひら側の腕に着いた場合に陽性・左右行っていきます』
〇肘関節『肘を伸ばした時に、肘が15°以上伸ばせた場合に陽性』
〇肩関節『背中の後ろで指が組めた場合に陽性』
〇膝関節『膝を伸ばした時に、膝が10°以上伸ばせた場合に陽性』
〇股関節『立った状態で、左右の股関節を外側に開いていき、180°以上開けた場合に陽性』
〇足関節『膝を曲げた状態で、足を45°以上上に向けられる場合に陽性』
〇脊柱『前屈で手のひらが床に着く場合に陽性』
【チェック方法】
〇以上の7項目を測り、陽性の場合を1点(左右ある場合は、それぞれを0.5点とする)陰性の場合を0点とします
※(手・肘・肩・膝・足は右0.5点 左0.5点としどちらも弛緩性があった場合に1点とする)
〇7点満点として、4点以上であれば全身の関節弛緩性があると評価することが出来る。
【関節弛緩性の有無で考えなければならない事】
関節弛緩性チェックで、4点以上点数がついた場合は、全身の関節弛緩性があると判断できるので、怪我に気を付けなければいけないです。
ただ全身の関節弛緩性はないが、例えば、肩関節に1点ついた場合は将来的に肩の怪我などにつながるリスクがあるので、気を付けなければいけないです。
【関節弛緩性に対しての対処法は?】
1度緩んだ靭帯を鍛えて元に戻すのは不可能に近いので、靭帯の代わりに関節を支えてくれる筋肉を鍛えていく必要があります。
関節周囲の筋肉を強化していき、色々な動作や負荷に対抗する筋力が必要です。
後は、正しい姿勢や正しい動きを習得して、対処する必要があります。
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