2024/11/20 【腰痛の分類について！？『この腰痛は何？』】

こんにちは！オアスタジオ　アスレティックトレーナー小林です。

もうすっかり冷え込みましたね🥶

寒いと腰痛は起こりやすいと言われています。それも一理あると思います！

ただ、慢性的な腰痛は寒くなくてもある方はいますよね😢

なので、今日は腰痛の分類について、お話ししたいと思います！

【非特異的腰痛・特異的腰痛】

腰痛には大きく分けて『非特異的腰痛と特異的腰痛』が存在すると言われています。

『非特異的腰痛』

〇画像診断（レントゲン・MRI）などで検査しても原因がはっきりと分からない腰痛の事です

〇従来では、約85％が非特異的腰痛であると言われて来ました。

〇考えられる痛みは、関節系・筋（筋膜）・精神性などが考えられる

『特異的腰痛』

〇画像診断（レントゲン・MRI）などで原因が特定できる腰痛の事です

〇従来では、約15％が特異的腰痛であると言われて来ました。

〇特異的腰痛の原因としては、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症など

【最新の腰痛分類の見解もある！】

従来であれば、非特異的腰痛は約85％・特異的腰痛は約15％の割合で腰痛が引き起こされると記載しましたが、

2019年に日本整形外科学会が出した見解では、椎間関節系22％・筋（筋膜）系18％・仙腸関節系6％・非特異的腰痛22％

椎間板系13％・脊柱管狭窄症11％・ヘルニア７％・その他1％の割合といった様に見解が出ました。

今までは、85％が非特異的腰痛（原因不明）となっていましたが、見解によると、75％以上で原因が特定できるとの見解がありました。

その中で、今回は、関節系・筋（筋膜）系の腰痛について簡単にお話します。

【関節系の腰痛とは】

『椎間関節系腰痛とは』

〇椎間関節とは、背骨1つ1つが積み重なって出来た、背骨と背骨の間にある関節の事です。

〇椎間関節は痛みを感じる神経が豊富にある為、ほかの関節に比べて10倍は痛みを感じやすい部分です

〇椎間関節系の腰痛は、腰を反った時に、関節に負担が増大し過度な圧迫が加わり痛みを引き起こしやすくなる。

その為、反り腰の方などが痛みを感じやすくなる傾向があります。

『仙腸関節系腰痛』

〇仙腸関節とは、背骨の一番下にある仙骨と左右の腸骨（骨盤）が組み合わさって出来ている関節の事です。（頭文字をとって仙腸関節）

〇仙腸関節はかなり多くの神経が存在する為、痛みに敏感になる関節です。

〇仙腸関節はたくさんの靭帯が付着し、安定性を高めているので、可動性が低いです。

〇安定性が何かしらで、失われると仙腸関節が動きすぎてしまい、痛みに繋がります。

〇また神経が豊富に存在するため、他の関節などの痛みを拾ったりして痛みを感じることもあります

【筋・筋膜系の腰痛とは】

〇主に使いすぎ・長時間同姿勢などにより、筋肉が硬まってしまい痛みを発症する。

〇長時間同姿勢になると、筋肉に負担がかかり、筋肉内に硬まりができます。硬まりができると、うっ血（血流障害）が生じ、痛みを感じる物質が生産され、痛みを感じます。

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